赤ちゃんの湯冷まし【作り方】いつから、いつまで、どのくらいの量あげる?保育士監修

赤ちゃんにあげる湯冷ましですが、初心者ママは「湯冷ましって何?」と思いませんか?

はてな赤ちゃん

私は「湯冷ましってなんじゃ?」と思ってました(笑)

赤ちゃんにあげる湯冷ましの作り方と、いつからいつまでどのくらいの量をあげるかを、保育園の現場で働いていらっしゃる保育士さんに聞いてみました。

私は赤ちゃんのお世話に疲弊していたので、ミルクや湯冷まし作りには、楽々なウォーターサーバーを利用していました。

赤ちゃん向けおすすめウォーターサーバーの記事もよければご覧くださいね。

普通

↑なんでもいいわけじゃなく、赤ちゃん向けは選ばなくてはいけないので!

この記事はこの方に監修していただいております。

普通

私も2児の母でちょっぴりですが経験も積んでおります^^

赤ちゃんの湯冷ましとは?

沸騰させたお湯を冷ました水を「湯冷まし」と言います。水から塩素やカルキ・菌を抜いたものとして「水」と「湯冷まし」を区別して使うことが多いですね。

「湯冷まし」と聞くと分かりにくいかもしれませんが、「白湯」と聞くとピンと来る人も多いのではないでしょうか?

水を一度沸騰させることで、水に含まれる塩素を抜くことが出来たり、殺菌効果も期待できるという点が湯冷ましのメリットとして挙げられます。赤ちゃんの水分補給時に安心して飲ませることが出来る水として、赤ちゃんのいる家庭で必須の「湯冷まし」ですね。

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湯冷ましはどのような時に必要?

赤ちゃん 湯冷まし いつから

赤ちゃんにとって湯冷ましは「必須」ではありません。ミルクや母乳で事足りるけど、生後月数が経ってお風呂上りや夏の暑い時期に、ミルク以外の飲み物として「湯冷まし」か「赤ちゃん麦茶」がよく選ばれます。

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昔の粉ミルクはタンパク質やミネラルが多く含まれており、それを中和させるために湯冷ましが使われていたようですが、現代の粉ミルクはそのまま使っても問題ないので湯冷ましは必須ではなくなりました。

赤ちゃんにとって栄養や水分はミルクや母乳で十分に補えるので、必ず湯冷ましが必要とは言いませんが、発熱時や便秘時、水分が足りていないと感じた時などには、湯冷ましを活用すると良いでしょう。

ここで覚えていて欲しい事は、

  • 基本的には母乳やミルクで水分や栄養は補給する」
  • 「それでも水分が足りない場合には湯冷ましで補う」

という事です。

赤ちゃんの湯冷まし、いつからあげればいいの?

赤ちゃん 湯冷まし いつから

「赤ちゃん」と呼ばれる期間というのは定義がないので、湯冷ましをいつから与えて良いのか?という疑問も多いです。一つの目安として、湯冷ましをあげ始めるタイミングを紹介しますね。

いつからあげるの?

粉ミルクの作り方にも「湯冷まし」を使用すると記載されているものがあるので、湯冷ましは生後すぐから与える事が出来るということになります。

ですが、生後間もない赤ちゃんはミルクや母乳を飲むとすぐに胃の中がいっぱいになるので、これ以上の水分を与える必要がありません。

少しずつ胃に余裕が出てくる「生後2ヶ月から3ヶ月頃」が赤ちゃん湯冷ましのスタート時です。

普通

私は生後半年以上たってから、お風呂上りにちょっとあげ始めました。

その他には、ミルクや母乳を与えても赤ちゃんが満足していないと感じた時も一つの目安となります。

いつまであげるの?

赤ちゃんの発達上、湯冷ましを与える時期は目安があっても、「この年齢以上はあげてはいけない」という目安は全くありません。なんなら大人になっても飲み続けても問題ないですもんね。

普通

じーじも飲んでいます(笑)

湯冷ましというのは甘味や糖分などの余計な成分を含んでいないので、水分補給を湯冷ましで済ませられるというのはメリットも多いのです。年配の方が胃の負担や体温調整などを考えて湯冷ましを飲む方も多いように、湯冷ましというのは体にほとんど負担を与えない飲み物なのです。

離乳食をスタートさせた時に湯冷ましを飲み物として与え、それが習慣化すると一番ベストだと思います。余分な成分が含まれない湯冷ましは離乳食の味に影響を与えませんし、離乳食を始めた赤ちゃんは便秘になりやすいので、その予防にも役立ちます。

赤ちゃんの離乳食がスタートして味のない湯冷ましを嫌がる時期も出てきます。そんな時は様子を見て、麦茶に変えるなど工夫してみましょう。

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湯冷ましの量は1回にどのくらい?

赤ちゃん 湯冷まし いつから

赤ちゃんに水分補給として湯冷ましを与える場合、1回の量の目安としては「約10ccから30cc」と言われていますが、特に決まった量はありません。

生後間もない赤ちゃんの場合は、母乳やミルクで十分水分補給が行なえていますし、ミルクのみの赤ちゃんの場合は、ミルクの時間が決まっています。

この場合、決まったミルクの時間に飲むミルクだけで満足する子もいれば、そうでもない子もいます。月齢によってはミルクの量を調整できますが、まだ月齢が幼く、ミルクの量が調整できない場合は湯冷ましなどで対応します。

この時、湯冷ましの飲み方には個人差がありますので、一概に「○○ccが良い」とは言えないのです。

赤ちゃんが哺乳瓶やスプーンから口を遠ざけたときには「もういらない」という合図だし、ママから見て明らかに「これ以上飲んだら吐いてしまう」と感じた時も辞め時です。

ミルクの飲み、発汗量、離乳食の食べ、月齢など、一人ひとりの環境が違うように、湯冷ましの飲み具合や、必要量も異なるので「1回の量はこれくらい!」と断定は出来ませんが、飲ませ過ぎや飲まなさ過ぎを防ぐためにも、1回の目安の量は「約10ccから30cc」という事を頭に入れておきましょう。

赤ちゃん湯冷ましの作り方

赤ちゃん 湯冷まし いつから

湯冷ましは沸騰したお湯を冷ますだけですが、詳しい作り方やちょっとした注意点を紹介します。

  • やかんや鍋で作る場合
  • 電気ポットで作る場合
  • ウォーターサーバーで作る場合

やかんや鍋で作る場合

水を沸騰させる場合は、やかんや鍋の蓋は開けた状態で行ないます。沸騰させる時間としては10分以上が目安です。

水道水の殺菌に使われる塩素は、ごく微量でも細菌や消化器系病原菌などを殺菌できる効果が高い反面、水に含まれるフミン質と反応してトリハロメタンを生成する要因となります。5分ぴったりで沸騰を止めてしまうと、かえってトリハロメタンが増えてしまうので注意が必要です。トリハロメタンを除去するためには、5分ジャストで加熱を止めず、10~30分加熱したほうが安心です。

引用元:うるのん公式サイト

上の引用からもわかるように、水道水に含まれる塩素やトリハロメタンなどの物質を取り除くためには10分以上の煮沸が必要だからです。赤ちゃんのための湯冷ましを作る場合、10分以上は沸騰させて下さいね。

10分以上沸騰させた後、35度から37度まで冷ませたら安心して飲ませられる湯冷ましの出来上がりです。温度計などがあれば35度から37度というのは的確に分かりますが、温度計が無い場合は、「人肌程度」を目安にして下さい。

普通

ミルクを作るときに手首の内側にミルクを垂らして「アツい」と感じない温度を人肌としますよね。同じように自分の感覚で人肌を目安にするといいですよ。

「10分沸騰は面倒…」という方は、ウォーターサーバーを利用すれば一瞬でできるのでおすすめです。

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電気ポットで作る場合

赤ちゃん 湯冷まし いつから

子育てを行う家庭には電気ポットがある家庭も多いでしょう。毎回使う分の湯冷ましをやかんや鍋で作るのは、正直手間が掛かります。

笑顔ハート

電気ポットだと、スイッチ一つでお湯が作れるので私もかなり活用していました。

しかし、この電気ポット、落とし穴があったのです。

スイッチ一つでお湯が作れ、それを人肌程度に覚ませば安心して飲ませられる湯冷ましの出来上がり、と思っていたのですが、実は1回の沸騰では煮沸時間が短く、塩素やトリハロメタンなどの有害物質が十分に取り除けていない場合があるというのです。

なので、電気ポットを使用して湯冷ましを作る場合は、一度の煮沸だけでなく、数回沸騰を繰り返して、有害物質の取り除きをしっかりと行ないましょう。

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ウォーターサーバーで作る場合

ウォーターサーバーからは常時80~90度以上のお湯が出てきます。ほぼ沸騰したお湯が出てくるので、煮沸消毒した哺乳瓶に注いでおいて冷ましておけば、簡単に湯冷ましができます。

ここで70度くらいのお湯で湯冷ましを作ってはいけません。温度の高い方が安全性が高いので、90度以上のお湯を注いで冷ますようにしてくださいね。

90度以上のお湯とウォーターサーバーの水を混ぜる人もいるのですが、私は90度のお湯を冷ました方がより安心できるのでおすすめです♪

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ちなみに赤ちゃんのミルクの温度も低すぎると危険ですので、ご注意くださいね。

赤ちゃんミルクの温度が冷たいと危険?温度計は必要?

さいごに

子育て中のママやパパにとって、湯冷ましというのはミルクを使う時には必ず使ったり、水分補給としても活用できるので必需品とも言えます。

湯冷ましの知識としては、水分補給として使用することができますが、必ず飲ませる必要がある訳ではありませんが、離乳食後、ミルクの量が減ってきた頃には水分が足りなくなったり、離乳食が始まると便秘気味になるので、その予防として活用すると良いでしょう。

作る際は、沸騰時間や人肌程度まで冷ませるという事に注意しましょう。

電気ポットで作る場合は、一度の沸騰だけでなく、有害物質をしっかりと取り除くために数回沸騰することを忘れずに行ないましょう。

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