皆さんこんにちは。
2022年に適用された水道の水質基準等の改正法案で、水道水に高い濃度で農薬が混ざることとなったことをご存じでしょうか?
世界の戦争やコロナ禍の情報などは連日ニュースで放送されているにも関わらず、私たちの生活や健康に直接かかわるこうした問題については、実はメディアではほとんど放送されずに、我々の知らぬ間にこっそりと可決されていたのです。
「水に農薬が混じっている」と聞くと、死か病に至るのでは…と心配になりますよね。ましてや今回の改正案では、化学兵器に使用された農薬まで水道水に含まれてもいいとされているのです。
そこで今回は、
- どのくらいの農薬が、水道水に混じっていてもよいとされているのか。
- その水道水を飲み続けて、人体にどのような危険が及ぶのか
- これからの、水道水以外の最も安価な水分補給法は何?
- 農薬の入った水道水は、飲料に使い続けて本当に安心か?
を紹介していきますね。今後も動画作成を頑張りますので、チャンネル登録と高評価をお願いいたします。
>>こちらのユーチューブチャンネルでわかりやすく解説しています。
①どのくらいの農薬が、水道水に混じっていてもよいとされているのか。
ホスチアゼートは1リットル当たり0.003から0.005mgに改正。
ウニコナゾールPはリッター当たり0.04から0.05mgに改正されました。
更にクロロピクリンという化学兵器にも使われたことのある農薬も、リッター当たり0.003mgまでは水道水に含まれていても問題ないとされたのです。
健康意識の高い方ほど恐ろしく感じるかもしれませんが、ホスチアゼートやウニコナゾールPなどは、2022年4月の法案改正以前にも、水道水に含まれていたのです。
雨が降り海へと水を運ぶ川が、私たちの水道水の元となります。
山の森林開発やゴルフ場といった山中施設、効率的な植物の育成のために、私たちは100年ほど前から土に大量の農薬をまくようになりました。
特に第二次世界大戦で敗戦した日本では、1000万人もの人が餓死したとされており、戦後の混乱で海外からの食糧輸入もままなりませんでした。
そこで農薬をまき国内で安定的に食料を生産できるようにしたのです。農薬の発症は世界大戦の前のヨーロッパにさかのぼり、安定的に食料を生産できるとして世界中に瞬く間に広がりました。
しかし1962年、さすがに多すぎる農薬の使用が人体に及ぼす影響を懸念して、水道水に含まれる農薬量や、農薬の種類に規制がかかりました。
水道水に含まれる農薬について詳しく知りたい方は、水道法第4条を読まれるといいです。そこには「水道水を介して人体に入っても無事であるとされている農薬の基準値」について詳細に書かれています。健康上の基準値はもちろん、色やにおいなど、生活をするうえで不愉快にならないよう配慮もされています。
2022年4月に、この基準値が見直され、より多くの農薬が水道水に入ってもよいと緩和されたのです。
②その水道水を飲み続けて、人体にどのような危険が及ぶのか
「水道水に含まれる農薬の量が増えるなんて、勝手なことを…恐ろしい!」
と思うかもしれませんが、もちろん国が最新の科学的知見に基づいて決めたことなので、すぐさま病人が増えるとか死者が出るなどということにはまずならないでしょう。
長期的に見て生活習慣病が増えるなどのことは起こるかもしれませんが、その統計データが取れるのは数十年後の未来となります。私たちは国を信じて、水道水を使い続けるしかありません。
特に私が恐ろしいと感じるのは、農薬の1つである『ホスチアゼート』という物質の基準値が0.003mg/Lから0.005mg/Lに規制が緩和されたことです。
ホスチアゼートとは、果物や野菜に幅広く使用される有機リン系の殺虫剤であり、魚類などを用いた実験でもその有毒性が確認されているのです。
もちろん、水道水の改正案がされたからといって、水道水の中に基準値ギリギリの農薬が入ってくるわけではありません。河川が近く水質元で農薬を使っていない地域などでは、相変わらず綺麗で人体に優しい水道水が流れてくるのですから。
ただ、水道水に含まれる農薬の量の増加が緩和されたことと、その法案が知らぬ間に決まっていたことに、何とも言えない不気味さを感じる方も多いでしょう。
そこで、今後不安を感じずに安心して水分補給を、なるべく安価におこない続ける方法を考えてみました。
③これからの、水道水以外の最も安価な水分補給法は何?
引用元:サントリー
この図のようなものを、学校の理科の時間に教わったことを覚えていますか?
私たちの体の約60~65%・赤ちゃんは約75%も水分で出来ているのです。その中でも、腸や腎臓、肝臓などの臓器や脳や筋肉の水分含有量が80%も占めているのです。
食事を気にかける人は多いのに、飲み物は適当にお酒やコーヒーを乱飲しているという人はとても多いのですが、本当に健康のことを考えるのならば、気にかけるべきは体の主要臓器の80%を占めている水分の方なのです。
摂取する水分さえ健康的なものであれば、私たちの体は健康に機能すると言っても過言ではないほどです。
日本は島国で、内陸部は山岳地帯が7割を占めている国土の形をしています。
更に温暖湿潤気候という環境下で、雨による水分確保が簡単にできる、世界でも有数の恵まれた国なのです。そのことから、日本人の多くは日常の水分補給を水道水に頼っています。水道水に、私たち日本人の健康は大きく左右されるのです。
その水道水に含まれる農薬量が増えてしまったら、私たちはどうすればいいのでしょうか。
お金がかかる方法と、お金をかけずにできる方法をあわせて4つ紹介してきますね。
1:水道水の蛇口に浄水器をつける
まず、よく通販などで紹介されている、水道の蛇口に付けるタイプの浄水器を付けることです。
蛇口から出るときに、水道水に含まれる農薬を、ある程度除去できるタイプのものもあります。
しかし、水道水の蛇口につけるタイプの浄水器は、数万円から数十万円かかる高額のものが多く、半年から1年ほどで浄水器の中のフィルターを交換するなど、メンテナンス費用も掛かります。
2:水道水の農薬を取り除けるウォーターサーバーをおく
赤ちゃんや小さなお子さんのいるご家庭に一番おすすめなのは、ウォーターサーバーを自宅に置くことです。
水質の安定したミネラル豊富なお水を買うことで、健康への懸念はほぼなくなると言っていいでしょう。
赤ちゃんのいるご家庭であれば、ミルクや白湯をボタン一つで簡単に作ることができるという点でもおすすめです。
水を買い続けることに抵抗がある方は、水道水を注ぐことで農薬を極力ろ過してくれるハミングウォーターがおすすめです。
\水道水を注ぐだけだから、使いたい放題!/
毎月3000円という安価で、水道水を注いで調理などにも使い放題。しかもフィルター交換も月額料に含まれているので、新たなお金などはかかりません。概要欄にリンクを貼っておくので、気になる方はハミングウォーターのサイトをご覧くださいね。
3:日常的に口にする飲み物を見直す
「浄水器は高すぎる。お金がない。」
「ウォーターサーバーや、かった水など置く場所がない」
という方は、残念ながら水道水を使い続けるしかありませんよね。しかし、体の健康のためにできることはあります。普段口にする水分の多くを「水」として飲むことです。
お茶や紅茶、コーヒーなどは大量のカフェインを含むことから、あくまでも嗜好品として飲み過ぎないようにするのです。ジュースや甘い炭酸飲料には信じられないくらい大量の砂糖が含まれており、血糖値が上昇します。やはり日常的に飲むようなものではないのです。更に、熱中症対策にいいとされるスポーツドリンクにも大量の糖分が含まれています。
このように日常で回りにある飲み物を消去していくと、必然的に残るのは水だけ。
水こそが、体の65%を、そして主要臓器の80%を占めるにふさわしい、私たちの健康を守り続ける飲み物なのです。
極端に言うと、例え水道水に含まれる農薬量が今回の法案で改正されたくらいに増えたとしても、水こそを一番摂取する方が健康的であるということです。
もちろん、先ほど紹介した浄水器をつけることや、ハミングウォーターなどのウォーターサーバーを使う方が段違いで安心ではありますが、経済的に苦しい方は、普段の飲み物をコーヒー紅茶やジュースなどではなく、なるべく水にするといいよ、という話です。
水の主な成分はカルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウムの4大ミネラルです。
カルシウムは主に歯や骨をつくるもとになり、筋肉・神経・心臓が正常に機能するように促します。ナトリウムは細胞内外の水分量を調節し、体内に適切な水分量を保持する働きをします。カリウムは身体の外に老廃物やナトリウムを排出する働きがあり、血圧を安定させたり、足のむくみを軽減したりする作用があります。マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素で、筋肉・神経の機能維持やビタミンの働きを活性化させます。
人は食べなくても水さえ飲めば数か月生きられると言われている通り、水は私たち人体を活かし続ける生命線なのです。
4:できうる限り水分補給を行う
水分不足は、長い目で見た残留農薬よりもよほど、私たちの健康を大きく損ないます。
夏に多いのは脱水による熱中症。また、水分不足による血流の滞りから脳梗塞を発症しやすくなります。また、慢性的に水分不足が続くと腎障害が起きやすくなります。更に水分不足で便秘がちになると、腸閉塞や腹膜炎などを引き起こす恐れもあります。
これらの水分不足による病気は、命に関わるものが多く、そうでなくとも一生病気の治療に専念しなくてはならないものもあります。
水道水に含まれる農薬量が増えるかもしれない…と思うと、確かにとても恐ろしいです。 そのような重大な法案が、知らぬ間に可決されてしまっていたことも、恐ろしいですよね。
しかし、緩和された農薬量は微々たるもので、長期的には確かに人体に何らかの悪影響を与える可能性はありますが、脳梗塞や腎障害、便秘や脱水症などに比べると緊急性がはるかに低く、それよりも水分を取らないことの方がはるかに恐ろしい結果を招くことも、忘れてはいけません。
④農薬の入った水道水は、飲料に使い続けて本当に安心か?
画像引用元:Kurita
今までお話ししてきた内容をまとめると、どうも私たちは今後も、農薬の量が緩和された水道水を飲み続けることとなりそうです。
本当に大丈夫なのでしょうか。
海外のほとんどの国では、水道水を飲むことはできません。シャワーを浴びるときに、水が目に入らないように注意しなければならない国もあります。蛇口をひねると茶色く濁った水が出てくるという国もあるくらいです。寄生虫まじりとわかっていても、その水を飲まねば生きていけない地域もあります。
それに対して日本の水道水は世界的に見ても超高水準の水質で、しかも雨が多く飲料水として活用できる水が豊富に手に入ることでも知られています。
「湯水のように使う」という表現は、「あればあるだけ使ってしまう」という例え話ですが、この言葉が通じるのは日本だけかもしれません。
人間の体の健康を保つ安心の水が、蛇口をひねればいくらでも出てくる珍しい国だからです。
今までこの動画内でも、「水に混ざる農薬の量が増えるなんて恐ろしい」「水道水が怖い人は、お金がかかるが浄水器やウォーターサーバーを買うといい」などと紹介してきましたが、そもそも先進国の多いヨーロッパですら、飲料水はお金をかけてペットボトルを買うという人が多く、レストランでも水が有料ということが一般的。
人間の生命線である水にお金をかけるのは、世界では当然のことなのです。
安価な水道料金だけで水道水を飲み放題できる日本人の感覚の方が、世界的に見て稀なんです。
ただ、世界に誇れる日本の水道水にも、懸念はあります。
それは、ダムから各家庭に届けられる日本の給水管は1980年代の後半まで、鉛でできたものを使用してきたからです。 水道水がこの給水管を通る際に、鉛が水道水に溶け出してしまい、その水を飲むことで鉛中毒になる可能性があるのです。
現在では、古くからある鉛製の給水管は積極的に取り替えられていますが、今もなお鉛製の給水管が多くの場所で使われているのも事実です。
また過去に水道管の錆止めとして使われた塗料の中に発がん物質であるMDA(メチレンジアニリン)が含まれており、それが水道水に溶けだすという問題も発生しています。
農薬に続き恐ろし話をしてしまい申し訳ございません。
しかし多くの人がこの事実を知ることで、地域の水道局も積極的に水道水の品質管理に取り組むようになり、結果として日本人の健康が守られるのです。
私たち一人一人が、日頃口にする水道水の水質のことを知ることこそ、「農薬が怖い」という漠然とした不安に押しつぶされずにすむ、ただ一つの方法なのです。
水道水の残留農薬が増える・まとめ
2022年に適用された水道の水質基準等の改正法案で、水道水に高い濃度で農薬が混ざることとなりました。
山間地帯にゴルフ場などが多く建設されたことによって、安全性で世界一を誇っていた日本の水道水に、農薬が含まれるようになったのはここ数十年間のことです。
①どのくらいの農薬が、水道水に混じっていてもよいとされているのか。
ホスチアゼートは1リットル当たり0.003から0.005mgに改正。
ウニコナゾールPはリッター当たり0.04から0.05mgに改正。
更にクロロピクリンという化学兵器にも使われたことのある農薬も、リッター当たり0.003mgまでは水道水に含まれていても問題ないとされた。
②その水道水を飲み続けて、人体にどのような危険が及ぶのか
水道水の改正案がされたからといって、水道水の中に基準値ギリギリの農薬が入ってくるわけではなく、水道水の元となる山間部で農薬を使用していない地域などでは、引き続き安心の水が飲める可能性の方が高い。
例え許容範囲内で最大の農薬が含まれたとしても、数十年かけた長期的な健康被害は懸念されたとしても、スグに健康を損なう事は考えにくい。
それよりも、水分不足による脱水症や腎障害、便秘による腸閉塞や脳梗塞など、緊急性の高い病気の方が懸念されるため、不安であっても水道水の水分補給の方が推奨される。
③水道水以外の最も安価な水分補給法は何?
水道の蛇口に取り付ける、農薬をある程度除去できる浄水器か、ウォーターサーバーなどで水を買い続けると、健康のために安心することができる。特に月額3000円で水道水を注いで使用できるハミングウォーターがおすすめ。
経済的に苦しい人は引き続き水道水を使うこととなるが、その場合は、お茶やコーヒー、ジュースやスポーツドリンクなどよりも、「水」状態で飲むことが一番、体にいいとされる。
④農薬の入った水道水は、飲料に使い続けて本当に安心か?
長期的な健康被害の不安はあるが、日本の地域によってはもともと残留農薬のほとんど含まれない水が出る地域が多く、そうした地域では引き続き飲料水として水道水を使うことに、何ら懸念はない。
例えマックスで許容範囲内の農薬が含まれたとしても、元々の法案で設置された数値が微々たるものであることと、世界的に見て日本の水の水質基準が超絶高いことから、引き続き水道水を飲み続けることに、過剰な不安を感じる必要はない。
いかがでしょうか。
個人的には、小さなお子さんのいるご家庭や、元々体調に不安がある方は、ウォーターサーバーなど水を買い続けることで不安が払しょくできるからおすすめです。
けど、コロナ禍に物価上昇のこの経済危機で、更に水にお金をかけられないという方は、水道水を飲み続けることに、そこまで不安を感じなくてもいいと思いますよ。
また、コメント欄で皆様のご意見もお聞かせくださいね。
最後まで聞いてくれてありがとうございました。